サンヤス農園

有機肥料【トンDEルゼ】 土にまくだけ!まぜるだけ!
簡単有機肥料+土壌改良材入り 元肥追肥がこれひとつ
チッソ−2,リン酸−8,カリ−2

商品説明


土にまくだけ!まぜるだけ!元肥追肥も可能な簡単有機肥料!

商品名:有機肥料 長野県指混第1号(豚糞堆肥+土壌改良材入り)
正式名称:トンDEルゼ長野県指混第1号
保証成分:窒素=2、リン酸=8、カリ=2
材料の種類:特殊肥料(豚堆肥、籾殻他)、指定土壌改良材(ベントナイト、ゼオライト)
メーカー:サンヤス農園
正味重量:各種による
用途:ガーデニング、家庭菜園、他
対象植物:花、植木、果樹(柿やミカン他)、果菜(果物、野菜)、葉菜(葉物野菜)、根菜(根物野菜)、芝草(芝生)
状態(通常):専用肥料袋
状態(発送):専用肥料袋をダンボール入梱包

使用方法


<元肥>の場合 

花壇や菜園等に施肥する1坪(3.3㎡)の目安:果樹(400g~600g)、果菜(500g~700g)、葉菜(200g~400g)、根菜(300g~500g)、芝草(200g~300g)を土とよく混ぜます。

鉢やプランターに施肥する目安:5合鉢(5g~10g)、65cmプランターで(30g~50g)を土とよく混ぜます。
*間土は必要ありません*
*施肥量が多少多くても問題ありません。*

<追肥>の場合

花壇や菜園等に施肥する1坪(3.3㎡)の目安:元肥の半分の量を根元から少し離してまきます。
施肥後は必ず水で有機肥料(トンDEルゼ)に与えて下さい。

鉢やプランターに施肥する目安:元肥の半分の量を鉢の縁にまきます。施肥後は必ず水で有機肥料(トンDEルゼ)に与えて下さい。
*施肥量が多少多くても問題ありません。*

製品概要


次世代有機肥料「トンDEルゼ」、リン酸、ケイ酸、微量要素ミネラルが豊富!で様々な作物との相性が良い

●長野県の南信州で優良畜産農家が育てているブランド豚の糞尿と籾殻をベースで作られた優れた堆肥です。
飼料や飼育環境にこだわり一頭一頭大切に飼育てられた健康な豚のみで作る堆肥は、人間や自然環境にそぐわない化学物質等が混ざっていないので安全で安心してご使用になれます。
「トンDEルゼ」は堆肥と、ケイ酸とミネラルが豊富に含んだ国内天然土壌改良材(ゼオライト、ベントナイト)を、精製混合した商品です。
有機肥料と土壌改良材を一体化させた新しいコンセプトの肥料で、2020年の肥料取締法の法改正後に、初めての新型肥料製造商品が認可され、「トンDEルゼ」の正式名称は「長野県指混第1号」(土壌改良資材入り指定混合肥料の生産業者)となりました。

●豚の堆肥は効率の良い「リン酸資源」

豚の堆肥の有機物に含まれるリン酸は化学肥料よりも効率の良いリン酸資源であることが、色々な研究からわかってきました。
通常よく使われている化学肥料の「過リン酸石灰」と、豚の堆肥の有機物に含まれるリン酸を効果を比較実験したところ、豚の堆肥リン酸の方が少ない量で、十分なリン酸を作物に吸収させる事が実証されています。

●豚の堆肥は「く溶性リン酸」

化学肥料のリン酸は一般的には、「水溶性リン酸」です。
ですので施肥後、直ぐに土壌中のアルミニウムや鉄と反応し「難溶性リン酸」に変異してしまうか、雨等で流れてしまい、作物が栄養を吸収することが以外に困難と言えます。
植物は「難溶性リン酸」から「リン酸」を吸収することはできません。
反面、「く溶性リン酸」は土壌にのこりやすいので、「く溶性リン酸」を無機化する酵素(フォスファターゼ)が、作物の根や土壌微生物から分泌され、有機態リン酸は無機化し、作物の根へと栄養となり栄養が吸収されます。
少ない量の豚の堆肥であっても、作物の成長に合わせて施肥すれば「リン酸」を常に作物へ供給できます。
地中に栄養素を留める役目としても、ベントナイト、ゼオライトは役立っています。

製造


生産時の気象上の温湿度にもよりますが、約60〜90日間の時間をかけた、肥料化処理の生産工程の説明です。

完熟堆肥化処理①(1次発酵(前期)) 
密閉型発酵乾燥装置(縦型コンポ)

生の糞尿は、特有の悪臭があり、誰でも不衛生に感じます。
このような十分に堆肥化されていない、不衛生な糞尿を農地に施用すると、その周辺には強い悪臭が漂い、ハエなどの衛生害虫が集まり、一層その周辺は汚染された環境になってしまいます。
家畜糞を有機肥料として広域的に利用してもらうためには、悪臭があったり、不衛生なものはJASでも禁止されています。
よりよい有機肥料にする為には、微生物の力により悪臭物質を分解し、水分を少なくして衛生的なものに改質する必要があります。
これが「完熟堆肥化処理」です。

完熟堆肥化処理②(1次発酵(後期)、2次発酵)
ロータリー式堆肥撹拌装置(全長90m)

豚舎内で飼育されている豚の糞尿が2時間周期で自動的に糞集積場に集められます。
集められた糞は、密閉型発酵乾燥装置(縦型コンポ)に投入され装置内で10~14日間かけ、空気と微生物の力だけで水分を飛ばし1次発酵(前期)をさせます。
1次発酵(前期)だけで堆肥として販売している商品は一般的に沢山あります。
それは、未熟堆肥と呼びますが、製造側としては時間も手間がかからないので、安価で販売できるからです。
熟成されていない未熟堆肥には、「易分解性有機物」が多く含まれています。
これを土壌に施用すると、土壌中の微生物により急速な分解がおこり、作物に様々な障害を与えます。
肥料を施肥したのに、「思うように作物が育たなかった」と経験がある方もおおいのではないでしょうか。
「トンDEルゼ」このような障害が発生しないように、堆肥化処理を何段階も十分に行い「易分解性有機物」を分解消失させ「難分解性有機物」を安全肥料にする製造法です。
ホームセンター等で、有機肥料から悪臭するものは未熟肥料と判断できます。

1次発酵(前期)が終了した、堆肥へさらに籾殻(トンDEルゼを肥料として育てた米の籾殻)等を、全長90mで幅6m深さ1.5mの槽で巨大なロータリー式堆肥撹拌装置に投入します。
糞尿には、微生物的に分解し易い有機物「易分解性有機物」と分解し難い有機物「難分解性有機物」が含まれています。
完熟堆肥化処理は、この「易分解性有機物」を微生物発酵により消失させ、残った「難分解性有機物」を堆肥にします。
病原菌も死滅させるので、安全で衛生的な有機物肥料にする為、時間がかかる工程です。
1日1回ロータリー式の羽を回転させ、堆肥、籾殻等に空気を入れながら撹拌し発酵促進させると共に、約1.8mづつ出口方向へ毎日移動させます。
そうすると約60〜90日後には出口に「熟成堆肥肥料」が送り出される仕組みです。
1次発酵は「高温発酵」、2次発酵は「熟成」と呼ばれており、完成したものが「完熟堆肥」です。

高価なわけ


ホームセンターなど一般的に安価で流通している、未熟堆肥肥料は1次発酵しかさせていないものが主です。
農業研究機関の報告で、全国から収集した645種の畜糞堆肥を調査した結果、1.2%の堆肥からサルモネラ菌が検出されました。
不適切な堆肥があることの危険性が示されました。
堆肥に、そうした病原菌が含まれていると、地域環境や土壌、作物が汚染される危険性があるため、必ず滅菌しなければなりません。

同工程(完熟堆肥化処理②)では、ローターリーで撹拌することで好気性発酵が進み、堆肥温度が通常60℃〜75℃以上が1週間持続させ、それを3回繰り返します。
1次発酵(前期)では、撹拌させないので堆積物全体がその温度になりません。
気候条件などを加味し、1日1回「ロータリー式堆肥撹拌装置」の稼働量など考慮し、好気性発酵の条件を整えながら、堆肥を60〜90日間で撹拌移動させるなかで、好気性発酵(1次発酵)を3回、さらに温度を落としていき(2次発酵)になるように、「ロータリー式堆肥撹拌装置」を運転させます。
ちなみに肥料表記にC/N項目というものがありますが、それは乾燥度合いを意味します。
「トンDEルゼ」のC/N比(炭素比率)は「6」なので非常に低いです。
C/N比が低い有機物は、堆肥として使ったときに肥料効果は高ですが、土壌改良効果はあまり期待できないのが事実です。
そこで「トンDEルゼ」は国内の天然鉱石(ミネラル)を、天然認可されている土壌改良資材のみを配合しているのです。

「ゼオライト」「ベントナイト」を堆肥とただ、混合するのではありません。
当社独自の技術で「ゼオライト」「ベントナイト」を特殊な製法で精製し自然乾燥させたものを、完熟堆肥と混合させ「トンDEルゼ」が完成します。
結果、珪酸と微量元素ミネラルも沢山含まれた有機肥料になります。
その精製方法は、企業秘密により詳細は割愛させていただきます。

「ゼオライト」「ベントナイト」は「天然」「合成」「人工」と種類があります。
「トンDEルゼ」は「天然」のみで、しかも国内の特定採掘場からの「ゼオライト」「ベントナイト」 でしか扱いません。
天然鉱石ですが、特定採石場からの鉱石なので内容成分は比較的安定し高品質です。
機能として、CEC(塩基置換容量)が非常に高く130meq/100gです。土が肥料を吸収できる能力の事でいわば、「土の胃袋」です。
有機肥料の即効性が無い分を時間をかけても確実に作物に栄養を与えます。 また、塩基(陽イオン)と、土壌中の粘土や腐植などは、マイナスに荷電しているので、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、アンモニウム、水素などは塩基に吸着される機能もあります。
また、「ベントナイト」は、土の理想である「カルシム型」 を使用しています。 機能として、膨潤性が高く、有機肥料をゲル状にし、変質を防ぎ長く地中に留めることができます。

天然リン酸が市場に少ない理由


肥料の三要素 「窒素」、「リン酸」、「カリ」とありますが、その中で、主に「リン酸」はリン鉱石を輸入に頼っていました、リン鉱石は資源枯渇になり、リン鉱石の天然ものは入手難です。
以降、化学肥料の「リン酸」を施用するようになり、多量に施肥しても窒素過剰のような障害を発生せず、作物はよく育つので、大量に安価な「化学肥料」からリン酸を施用することが日本の農業の悪習慣になりました。
日本の畑土壌に代表されるような火山灰土壌は、アルミニウムや鉄が多いので、化学肥料の「水溶性リン酸」は、アルミニウムや鉄と結合するため、「難溶性リン酸」に変化します。
「トンDEルゼ」有機肥料は安全な国産原料のみで作った有機肥料です。
その中でも、特に「リン酸」にこだわりをもっている理由は、高品質の天然有機リン酸(く溶性リン酸)を作り出せる技術があるからです。

評価と成果


「トンDEルゼ」を多種多様な作物に施肥し栽培をプロ農家さんから一般方までご使用頂いております。当園契約水稲農家さんは、「トンDEルゼ」を元肥でご使用頂き、第24回 米・食味分析鑑定コンクール国際大会の「大型農業法人部門」で特別優秀賞を受賞されました。
また、同契約水稲農家さんで管理生産していただいている、当社の「サンヤス農園試験区」30アールでも、食味スコア+味度地=177点で、5000出品中の上位200位以内に入選しました。
当園肥料の「トンDEルゼ」が有機肥料として高く評価を頂きました。

「トンDEルゼ」は、色々な作物のプロ農家さんや一般の方でも沢山使われております。
お米、野菜、果樹、花など色々です。多くのご使用者から高い評価を頂き継続的にご使用下さいます。
2023年から、元となる株式会社トキカネから 農業部門が「サンヤス農園」という屋号で独立し継続的に野菜、米を主に生産しています。
当園の「トンDEルゼ」肥料効果の確認や使用方法など色々な試験や研究をしながら育てた作物は、「JAみなみ信州 りんごの里農産物直売所」「JAみなみ信州 およりてふぁ~む農産物直売所」で【サンヤス農園】シールを貼り販売しています。

食の安全、有機肥料で簡単に作物を育てられるご体験をしていただきたく思います。